インフォデミック

2020年02月18日

「冷静に対応」することが肝要ではないでしょうか。


これぞメディアの力かと、皮肉って見たくもなるのですが。
田舎の山間部、野暮用があり旧友に会いにいった。「祈年祭」です。
農作業の準備をしていた彼がマスクを嵌めてひとりで作業をしていた。

「今年は雪が少なて仕事がはかどるなぁ」と私。「そやなぁ、夏場の水が心配やが」と彼。
「おい。なんでマスクなんか付けて仕事やっちょるんや。風邪でも引いたのか」と
「元気や。でもコロナなんとかで、年寄りがいちばん、肺炎に罹って死ぬ率が
高いってテレビでやっとた。予防はマスクじゃとゆうとったからな」と彼。

これって、おかしくないですか。ひと気のない集落で黙々と働く年寄りまでもが、
「マスク」をして仕事してるなんて、メディアの煽り過ぎじゃないかと笑っちゃうのですが、
それでも、彼は「真剣にマスクを付け、うがいと手洗いを心掛け」予防に余念がない。
死にたくない気持ちは分りますが、ここまで怖れ、日本中で生産が滞るようになりますと
それこそ、経済にも影響がでるのではないか、その方が怖いと思います。

この状態を「インフォデミック」というのでしょうか。
WHOは「新型コロナウイルス」の流行は「パンデミック」(世界的大流行)ではない
流言飛語が飛び交い根拠のない情報が拡散する「インフォデミック」だと表現し、
世界に向けて冷静になるよう呼び掛けています。

メディアには「インフォデミック」を助長しないよう報道には十二分な注意を払って欲しい。
取分け、政府の対応が遅いとか、後手に廻っているとか、批判するのは注意深くして欲しい。
大切なのは、政府が正解な情報を出すかどうかの監視と、はっきりとした方針に対して
それこそ、メディアが総力を挙げて報じることではないでしょうか。

もちろん、無関心で無防備は愚の骨頂です。でも人の交流もない集落の人までも、
心配し過ぎて過剰な反応をするのもやはり異常です。
「冷静に対応する」ことが寛容だと思います。

病状は「発熱」「咳」「倦怠感」「筋肉痛」「下痢」の症状がでるそうです。
感染は飛沫感染と接触感染ですが、無症状病原体保有者からも感染するそうです。
症状がないのに感染するということはどういうことでしょうか。
その人には免疫力があると申しますか、予め抗体を持っているってことでしょうか。

メディアが中国での死亡者数を数千人と発表していますが。
現状では感染者の大半は軽症。肺炎など重症になる人は多くないそうです。
致死率は医療体制が十分でないといえる武漢で約4%だとか、日本の医療体制は世界一です。
インフルエンザの致死率が0,1%だそうですが、それと同程度かそれ以下だそうです。

治療薬と申しますか「ワクチン」が開発されれば、問題は解決します。
楽観的かもしれませんが、病状別の治療薬は既にあります。
であれば人類の叡智を信じて「冷静に対応」すれば怖れるに足りません。

我が旧友に「オマエの場合、こんな大自然に囲まれて生きているのだ。
ウイルスの方から逃げていくよ。冷静に対応したら」と声を掛けて戻ってきましたが。
メディア報道に煽られ「インフォデミック」でマスクを外せぬ友に呆れて
肝心な用を伝えることを忘れてしまいました。Goto


投稿者: 後藤 日時: 2020年02月18日 05:15 | コメント (0)



シールドマシン

2020年02月17日

福岡から釜山まで陸続きにできるんじゃないですか。

もうどれだけ昔だったか、忘れてしまうくらい前の話ですが。
東京の漫才師で一世を風靡したので記憶にある方も。
「地下鉄。あの電車はいったい何処から入ったんでしょうねぇ」そんなネタに
大笑いしたものですが。

リニア新幹線って、名古屋駅でも地下50m以上も掘ってつくるそうですが。
東京・名古屋間の8割がトンネルっていうじゃないですか。
いったいどのようにして掘り進めて行くのか、疑問に思っていました。

まず、理解せねばならないのは、地球の表面と申しますか
日本列島って、地層がどうなっているかってことです。
地理学の分野なのでしょうか。まったく門外漢ですが。
地下40メートルを超えると上層層群(大深度地下)に達し、固い岩盤になるんだそうです。

そこまで立て坑を掘り、そこで、巨大な掘削装置「シールドマシン」を組み立てて
そこからは横にそのマシンが「シールド工法」で掘削して行くのだそうです。

工法は、前方の土砂をカッターフェイスがハイパワーで回転する約500個の
カッターピッドで固い地盤を削ります。直径14メートルの巨大な回転刃物です。
削り取られた土はスクリューコンベアにより後方のベルトコンベアに
載せられ、トンネル外に運びだされます。

前進するには組み立てられたセグメントにシールドジャッキ50本を押し付け
ジャッキをのばすことで前に進んでいきます。マシンが前進したらエレクターが
9分割されたセグメントを組み立ててトンネル内の壁を作っていきます。

ド素人の説明ですから。分かりにくいかも知れませんが。
巨大な刃物で土や岩を削り取り、その土砂をベルトコンベアで外に運び出し、
掘った壁にはコンクリートを吹き付けて、外壁を作りながら、
1日に20メートル進んでいくそうです。

トンネルを掘り終えたら。そのシールドマシンは地下で解体され、
外に出されるんだそうです。その後、トンネル内はコンクリート製の床板をつくり
電車や車が走っても壊れないように舗装工事を行ってトンネルは完成するそうです。

凄いと思いませんか。人が一人もいらないのですから。
日本独自の技術だというじゃありませんか。
さすが、世界に誇る日本のゼネコンですね。

この膨大なマシンの価格がいくらかは知りませんが。
これがあれば、九州・福岡・太宰府から、壱岐対馬を橋で渡し、
その先、釜山まで、トンネルを掘れば、東京発。北京、あるいはモスクワ、
ヨーロッパを通過してパリ、ドーバー海峡にはトンネルで繋がっていますので、
ロンドンまで、陸続きで行けるってことになります。

東京発、ロンドン行きの列車が走るなんて夢のようじゃないですか。
もちろん、それには、掘削技術以上に乗り越えなければならない、政治の壁がありますが。
もし、実現するようでしたら、地下鉄にどこから電車が入ってなんてことで
笑ってる場合じゃないですね。Goto

投稿者: 後藤 日時: 2020年02月17日 05:37 | コメント (0)



効率と非効率的

2020年02月16日

なぜ、そんなに慌てるのでしょうか。所詮、人は例外なく死するものなのに。

岡山らしいですが。「老いと演劇」という面白い劇団があります。
看板俳優は岡田忠雄さん。93歳です。岡田さん主演の前作は「認知の居所」。
認知症の兆候がある老人が映画作りに情熱を傾け周囲を巻き込む意欲作でした。

岡田さんのペースで進む舞台は「観客の相槌や笑顔に包まれ」好評だったとか。
主宰の菅原直樹さんは「岡田さんに合わせようと工夫し、無理する時があるが、
演劇という大きな喜びを共有できる」と93歳の男優を中心にゆったりした演劇は
時空を超えて流れているようだと。一度、観賞に行ってみたいものです。

世の中、経済至上主義です。人の動きも時間にも、全てが効率を求め
「早く、速く、疾く」で速きことが絶対の時代です。それに加えて「働き方改革」です。
長時間働くな働けば罰する。同じ仕事に賃金の格差はない、つける会社はブラックだ。
そんな「悪改革」が横行すればどうしても「短時間」で効率をあげるしかない。
速きこと絶対の時代に更なる速さを要求しているようなものです。

私の持論です。どんなに急いでも、そうです。音速よりも速い飛行機「コンコルド」
(今はなくなりました)でも、人間のやることなど、所詮は地球の回転よりも
速くなることはありません。うさぎと亀の競争のようなもので、
いずれは亀がうさぎに追いつき一緒に進むってことになります。

最近、「スキマ時間」を有効に使う術を指南するビジネス書が流行っています。
コツはリスト化。3分あれば「ハガキで手紙を書く」5分あれば「漢字や数字の
パズルで記憶力チェック」する。「時間が空いてから何かやろうとしない、
スキマ時間に何をやるか、あらかじめリスト化しておきなさい」

そうすれば、「スキマ時間を無駄に過ごしている」と答える人が
8割もいるようなことはなくなり、誰もが時間を有効に効率良く使える。
そんな「働き方改革」の根本である効率化をアップする素晴らしい本です。

で、です。あなたはどう思いますか。
企業や組織、団体はその目的のために、スピードを緩めたらそこで終わりです。
企業が成長を止めたら、倒れます。組織も団体も活動しなくなれば、解散です。
効率を上げ、スピードを上げてこそ生き残れます。

でもです。アクセルを踏まなければダメだと、決めつける必要はないのではないでしょうか。
老いて速く歩けない人は、速く歩く必要はない。その人に合わせて一緒に
ゆっくり歩く周りの人がいてもよい。それを「おまえは遅い、非効率的だ」と
責める権利など誰にもない。人間の歩みなど、所詮、地球よりは速く回れないし、
どんなに急いだ人でも、ゴールは「死」なのですから。Goto

投稿者: 後藤 日時: 2020年02月16日 05:58 | コメント (0)



植物肉

2020年02月15日

働くことは「誰かが喜んでくれる」ことではないでしょうか。

超高齢社会日本です。高齢者が「ピンピンコロリ」でないと、
増え続ける「社会保障費」で早晩、国が立ち行かなくなると言われて久しいですが、
「高齢者」のひとりとしては、そう簡単なことではないと言わねばなりません。

「ピンピンコロリ」と言っても大切なのは「ピンピン」です。
出来るだけ人の世話にはなりたくないからと、長く働くことが大切です。
「働く」とは何ですか。あなたはどう考えますか。

「時間の消費に合わせて報酬を得ること」などと思っていませんか。
小学校6年生に「働くということ」をこんな風に教える先生の話を聞きました。
「君たちが使っている全てのモノは、それを買ってくれ、喜んで使ってくれる人のために
誰かがつくっているのです。それが働くということです」と。

「働く」ということは、「生産」することです。「モノをつくる」ことは厳かな事です。
若い人ならいざ知らず、還暦を過ぎた大人と申しますか「高齢者」は
政府がポピュリズム的に「働くことは悪」「もっと労働時間を減らせ」
「もっと賃金をあげろ」と改革と称して進める「働かない改革」に同調してはいけない。

なぜなら、今まで働いてきたのだから「もっと年金をよこせ」「もっと医療費を安くせよ」、
それはもっと、もっとの欲望に過ぎないからです。
今、巷では「人手不足」で経済が回らない状況です。
だったら、高齢者が、働けば良い。働き先など選ぶ必要などない。
「誰かに喜んでもらうことができれば」それが働くってことなのですから。
働けばそれが「生き甲斐」となって「ピンピン」できます。

いかん。興奮している。
今日のブログで申し上げたいのは。
肉食文化の米国で「豆や植物由来の原料で作った人工の肉が大人気。
ときどき肉を食べない日を設ける「フレキシタリアン」が急増していると。

そうなんです。本物の肉に似せた「植物肉」が大ブームなのです。
高齢者が「ピンピン」で働くには「食べ物が重要」です。
「植物肉」は栄養価も高く、美味しくて安価です。

日本では伊藤ハムや大塚食品が参入。早晩、市場に出回ります。
高齢者は「植物肉」をたくさん食べていつまでも「コロリ」と逝くまで、
頑張って働きましょう。この国のために。Goto


投稿者: 後藤 日時: 2020年02月15日 05:31 | コメント (0)



読売出版広告賞に思う

2020年02月14日

出版社は新聞広告に「知的好奇心」が湧くよう真摯になれ。


新聞広告が一番楽しいスポンサーは出版社の紙面です。
知的感が溢れ「これぞ新聞広告」って感じで、私は出版社の広告にはいつも魅了されます。
今年で24回目になるそうですが読売新聞が出版広告の活性化と出版界の発展を
目的として創設された「読売出版広告賞」が発表されました。(写真参照)

審査対象は2019年1年間で出稿されたものです。
大賞は「小学館」の『少年サンデー』「日本に、もっと日曜日を。」です。(2019/1/1朝刊)
どう思われますか。「4コマ漫画」をもじったものです。

選考理由は寝っ転がって本を読んでいるキャラクターが
最後は寝てしまうのかと思ったら「本の魅力に取り込まれる」そんなくだりと、
日常生活で自分の時間を満たすのは「本」だと語りかける広告だとの評価です。

ズバリと申します。小学館は「新聞広告」に期待していないのではないか。
そんな気がします。何度見返しても、迫力もないし、訴えるものも伝わらない。
駄作ですね。これが大賞とは。そんな作品だと私は思います。

金賞は新潮社の「新潮文庫の100冊」です。(2019/7/6朝刊)
選考理由は「黄色一色に塗りつぶした紙面が強力。どんな上の記事にも
ひけをとらない。文庫本サイズに組み込まれたフレーズ群を読むと、
名作の数々、書店に駆けつけ、残りをチェックしたくなる」そんな評です。

私に言わせば、名著を読んだことのある人の奢りですね。
だったら、本の名前を列挙して「あなたも読めば」きみの悩みは、
もう本になっている。とストレートにした方が良いのではと思うのだが。
それにしても、上の記事に負けない「黄色」が選考要因とは。

銀賞・銅賞はどうしようもない作品です。
河出書房新社の「完全版ピーナツ全集」。
L字型の紙面構成と色遣いが評価対象では何をか言わんやですね。
ごく普通の「書籍広告」であって、それ以上もそれ以下もない。銀賞にはねぇ。

講談社の「希望の糸」当代一流の東野圭吾さんの最新作を宣伝した広告です。
どこが賞に値するのでしょうか。乱雑に引かれた稚拙な糸の線が凄いのでしょうか。
それとも、東野さんの手書き文字に価値があるのでしょうか。理解不能です。

まぁ。私なりの評価ですから、いい加減ですが。
出版社は「本」を告知しなければ売れません。新聞を読む人は活字を大切にする人です。
そこをターゲットに出版広告はあります。

であれば、「コピーが心を打ち」、「レイアウトに斬新さがあり」、
そして何よりも知的好奇心を唆らねば「出版広告」とは言えません。
残念ですが。賞に値しない作品に賞を与えることこそ新聞社の堕落であり、
出版社の恥の上塗りではないでしょうか。

因みにですが。なぜ、宝島社の新聞広告が賞から漏れているのでしょうか。
読売新聞には宝島社が掲載をお断りしているのでしょうか。不思議です。Goto

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投稿者: 後藤 日時: 2020年02月14日 05:22 | コメント (0)



NPO法人の新聞

2020年02月13日

ネットとソーシャルメディアの広がりで新聞社の経営は厳しい。本当かな。


日本の新聞と米国の新聞は違うのか。
それとも、本質は同じなのだから、違わないのか。
米国の地方紙が音を立てて崩壊しています。

米リサーチセンターによると、全米の新聞社編集局の記者は
2006年に約7万4千人いたのだが、18年には約3万8千人に減りました。
10年ちょっとで半減です。新聞を支えるのは記者です。
記者がいなくなれば、新聞はその役割を果たすことはできません。

なぜ、記者が激減するのか。新聞社に記者を雇用するだけの収入がないからです。
記者はジャーナリストです。「武士は食わねど高楊枝」そんな気概が必要なのでしょうが、
それは日本の話であって、収入が目論見よりも少なければ、転職してしまいます。
新聞のみならずジャーナリズムは経済的な背景がなければ成り立ちません。

日本の新聞社も読者からの収入や広告費が減収して損益分岐点を下回れば、倒産するか、
それとも、別の事業で稼いで補填するか、素封家の支援を得るか、
大手企業の傘下になる(ハウスメディア)しか生き残る道はありません。

米国だからでしょうか。こんな生き残りを賭けた動きが。(朝日・世界発・2020)
非営利団体(NPO)に移行して通常の収入以外に支援者の寄付で運営する新聞社が。
オンラインメディアやNPO傘下に入った新聞社はあるが、
それなりに歴史のある新聞社がNPOに変わるのは初めてのケースです。

どうなんでしょうか。他に競合紙がないからできるのでしょうか。
日本の場合は、新聞の読者はその新聞の支援者みたいなものです。
購読もしていない新聞に「メディアは必要だ」と寄付するでしょうか。

米国ならではですね。ユタ州の新聞社の話ですが。NPO法人になったのだからと、
「ユタ・ジャーナリズム財団」を設立、約65億の基金を目指して資金集めをしています。
運用益で同社を含む地域ジャーナリズムを支援する仕組みを作りたいと意気込んでいます。
財団で基金が集まるなら、日本でもこの方法による新聞社の生き残りはありでしょう。
一度「ユタ・ジャーナリズム財団」なるものを調べてみます。(どうも実態は不透明です)

さて、なぜ、地方新聞が苦境に陥ったのでしょうか。
インターネットとソーシャルメディアの広がりから、新聞社の経営は厳しいとの分析です。
だとすると、新聞から得る情報よりも、ネットの方が良い情報だといえませんか。
いくらNPO法人にしようが、本質は何も変わりません。
読者が減り続ければ支援者も寄付する人もいなくなります。

そこが、最大のポイントです。
日本の新聞社は独禁法で販売制度が保護されていますので、辛うじて生き残っていますが。
現状のように、新聞はネットごときに取って代わられることはない、などと
腹の底で見くびっていると、いずれは、立ち行かなくなるのは必定です。

日本の新聞社は米国とは違います。
私は申し上げたい、ネットで勝負してはどうかと。ネットを超えてみろと。
米の地方紙の動きから、そう思います。Goto


投稿者: 後藤 日時: 2020年02月13日 05:27 | コメント (0)



新聞と読者の間で

2020年02月12日

衝撃です。新聞未購読世帯が60%を突破する。


新聞の購読者が音を立てて減っています。
ひと昔前は、日本中どのエリアでも、地方紙があるところは、
地方紙がトップシェアを占め、その次に、全国紙が続きます。

何年前になるでしょうか。20年くらいでしょうか。
都市部・東京の新聞定期購読調査の結果を聞いたとき、衝撃的でした。
トップは読売、3位が朝日、4位が聖教新聞で、2位が新聞名でなかったことが。

2位は何だと思います。そうです。未購読です。新聞を購読していないのです。
田舎では新聞を購読することは「文化」だと思っていたのに。
生き馬の目を抜く東京で、新聞から情報を得る必要性を感じない人が30%近くいるなんて、
信じ難い思いでした。もちろん、ネットなどない時代です。

その頃の新聞社は「読まない読者が悪い」「新聞を読まなければ社会に置いていかれる」
などと上から目線でした。そうです。読売が1000万部目前だと豪語し、
朝日が800万部に手が届くと胸を張り、新聞こそがメディアの盟主と
ブロック紙もローカル紙もです。栄耀栄華を極めていたころです。

そんな時代でしたが、心ある新聞人は「記者クラブ」にいて発表される記事を
書いているだけでは、新聞は読まれなくなる。夜討ち朝駆けはもちろんのこと、
現場に足を運んで丁寧に取材し「生きた記事」「熱い記事」を書かないと、
読者は離れてしまうぞ。そんな警鐘を鳴らしていました。

テレビなんて、企業の広告で成り立つメディア。所詮は、娯楽の域を出ない。
テレビ欄さえ充実すれば、新聞がテレビに取って代わられるなんてことはないと、
高を括っていました。現実に、テレビが普及しても、新聞の購読者数は増え続けました。

しかしです。実は、都市部では未購読数がジワリ、ジワリと増えていたのです。
それが、どうですか。最近の調査。都市部では未購読世帯が60%を超えました。
ローカルでも50%に達しました。そうです。新聞を読む人が音を立てて崩れているのです。
果たして再興はあるのか。

朝日のオピニオンコーナーです。
新聞を読んでもらうにはどうすべきか、現場の苦闘が。
「新聞と読者のあいだで」とのコラムで記者たちの社内勉強会の模様が書かれています。
「読まれない傾向にある記事」とは「焦点が定らない記事」「目線が高い記事」
「先に頭で考えた記事」「体温が低い記事」は問題だと。

如何にも朝日的だと思うのですが、この議論って、20年前にやらねばならなかったのでは。
そうです。今となっては後の祭りではと思わずにはいられません。
では、どうすべきか。新聞に一番欠けているのは、リアルタイムでないことです。

デジタル新聞で解決するしか方法がありません。
でも、現行の紙媒体で、どうするかとなれば、一つだけです。
じっくりと掘り下げた論説、あるいは社説的な読み物風の記事を掲載することでしょう。
であれば、その裏付けとして、現場で取材し、熱い記事が生きてきます。
「新聞命」の私は新聞の「あるべき姿」を真剣に考えています。Goto

投稿者: 後藤 日時: 2020年02月12日 05:13 | コメント (0)



厚顔無恥

2020年02月11日

洋服は消費・美容は投資・化粧品は塗って化けるから、貼って化ける時代へ。

世の中は知らないことだらけです。
「第2の皮膚」が化粧品メーカーで開発されました。
担当者曰く「「ハウスで植物を育てるイメージ」「薄い膜の下で化粧成分を
均一に広げ、水分量を最適に保つ環境をつくる」そうです。

手のひらサイズの専用機器のボタンを押すと、中にセットされた化粧液が
極細(髪の毛の100分の1)の糸状になって噴出される。
専用の美容液を馴染ませた頬に吹き付けていくと、
肌の上で薄い膜となって貼り付き、自分の肌と一体化する。

効果は「夜、最後のスキンケアで、就寝中、肌に密着して翌朝まで乾燥から
肌を守りキメを整える」そうです。専用機器が5万円、付属の化粧液が8000円だと。
随分、高額な機器ですが。狙いは8000円の化粧液のようです。

他にも貼る化粧品も登場していて、これまた専用の測定器で顔を撮影し、
シミの位置や濃さを分析。自分専用のシートをつくり、頬のその部分に貼り付けて
隠すものやシミ単体を覆う小型のものもあるとか。使用方法は水(専用の化粧水)で
頬にべったりと貼る。シートの周辺を少し水で湿らせば簡単に剥がれるそうな。
シートの厚さは100ナノ(ナノは1mの10億分の1)と極めて極薄で、見た感じに違和感はないと。

何だか、ファンデーションだと、壁を塗るイメージですが。貼るとなると、汚れを隠し、
内装を綺麗にみせる壁紙のようです。そうまでしてと、思うのですが。
それは男の、それも老人のたわごと。

国内の化粧品市場は好調が続き、特に高価格帯商品の人気が高まっているそうで、
評判が良ければ高額でも構わぬ、「洋服は消費・美容は投資」そんな傾向が顕著。
化粧品は塗って化けるから貼って化ける時代になってきたようです。

いやはや。化粧品メーカーの商魂は逞しいです。
面の皮が厚いとは、図々しいことを言いますが、
面の皮の上にもう一枚皮を貼りつけると、何というのでしょうか。
厚顔無恥かな。失礼。Goto

投稿者: 後藤 日時: 2020年02月11日 05:56 | コメント (0)



ピートがアメリカンドリームを掴むか。

2020年02月10日

国民が直接リーダーを選べる制度って、ワクワクしませんか。

アメリカという国は、面白い国だと思う。
たかだか200余年の歴史しかないのだが、だからこそなんだろう。
日本では考えられないのですが、アメリカンドリームって本当にあるんですね。

2020年大統領選の予備選挙、政党の指名候補争いからスタートしました。
共和党の候補者は2期目をめざす現職・トランプ大統領の対抗馬がないので決まり。
問題は民主党です。初戦のアイオワを制したものが、候補者になる確率が高いといわれます。

その前にです。予備選から約1年間掛けて大統領を決めるっていうのです。
国土が広いからなのでしょうか。それとも「民主主義」とはそのくらい手間暇かけて
醸造させるものなのか私にはわかりませんが。お祭り騒ぎが好きな国民なんでしょうねぇ。

それと、IT王国のアメリカです。なぜ選挙制度を合理化しないのでしょうか。
ネットで投票すれば簡単だと思うのですが。ネットを信頼していないのか、
それとも、リアルな投票に価値を見出しているのか。
アイオワ州民主党予備選最終結果がいつまで経っても確定しないなんて、
日本ならそれだけで大問題になり、選挙管理責任者の首が飛びます。

手元の得票率(開票率)97%で、(一度では覚えにくい)ピート・ブティジェッジ氏(38)
インディアナ州サウスベンド市の前市長、全米では無名が26.2%を獲得、
2位のバーニー・サンダース上院議員と0.1%差でトップに立ちました。

本命視されているバイデン前副大統領は77歳。急進左派のサンダースが78歳、
それにウォーレン上院議員が70歳、まぁ、トランプ大統領が74歳ですから、
70代でもと思うのですが。あまりにも高齢です。これではと思っていましたら。

彗星の如く躍り出たのが穏健派のブティジェッジ(書きにくいのでピートにします)氏。
政策はバイデンと同じ。それがトップ。ということは「若い」ってことが、
最大の勝因でしょうか。次の州でもトップなら、一気に候補者に駆け上がります。

ピートってどんな人物でしょうか。
両親は大学教授、ハーバード大・オックスフォード大卒、
29歳で故郷サウスベンド市長。途中市長を休職してアフガニスタンの米軍に駐留経験があり、
33歳で同性愛者を公表、選挙集会ではパートナーも演台に上がる。(日経から)

政策は党内では穏健派に属すが具体性に欠け未知だ、といわれているが、
予備選を通じて明らかになってくるのでしょう。ここが大統領選の面白いところかな。
オハイオの結果では何とも言えないが、国民が「若さ」に国を委ねるとしたら、
ひょっとしたら、アメリカンドリームもあり得るのではないか。そんな予感がします。

それに引き換え、我が日本。安倍の後は安倍が一番の候補です。
議会制民主主義ですから、自民党の派閥力学でしか、首相を選べない。
そう思うと、長丁場の大統領選ですが、直接国民が大統領を選べるって、
何だかワクワクしませんか。Goto


投稿者: 後藤 日時: 2020年02月10日 05:15 | コメント (0)



アトム忌

2020年02月09日

福風が吹く、縁起の良い一日でありたいです。

2月9日、今日は何の日か。ご存知ですよねぇ。
世間でお得意の語呂合わせなら2は「ふ」9は「く」ですから。
そうです。「ふく」にゆかりのある日です。

その前に「漫画の日」でもあります。
最近は、活字よりは「マンガ」の方がわかりやすいと、
何でも「マンガ」にして理解を求めるのが流行っていますが。
それって、年寄りを冒涜しているのではないですか。
文字は大きくした方が読みやすいですが、「マンガ」で説明されても
「茶化」されているような気分になるので「マンガ」は苦手です。

そうそう、何で「漫画の日」かって申しますと、漫画家といえば、
そりゃ、数々おられるでしょうが、元祖は「手塚治虫」さんでしょう。
今日は手塚さんの命日です。ですから「漫画の日」です。

著名な作家・文豪の命日には、例えば太宰治ですと「太宰忌」とよんで偲びます。
太宰の場合は短編小説の題名から「桜桃忌」ともいいます。
司馬遼太郎さんは菜の花が好きだったのと、長編小説「菜の花の沖」から「菜の花忌」です。
であれば、手塚治虫の命日ならば「治虫忌」あるいは「アトム忌」と
言っても良いですよねぇ。手塚さんも立派な文豪ですものねぇ。(えっそうなってるって)

で、「今日は何の日」ですが。
おしゃれを楽しみましょうと「ふく」にちなんで「服の日」です。
これも最近思うのですが。高齢者の男性を対象にした、オシャレ雑誌がないですねぇ。
需要がないからでしょうが、定年を70歳まで延ばそうという時代です。
高齢者にファッション考えさせる日であってよいと思います。

「大福の日」はさもありなんですね。
この地方では餡子が入ったオーソドックスな大福よりも、「フルーツ大福」といって、
「いちご」「バナナ」などの果物とクリームを混ぜて餅で包んだ大福が人気です。
ふわふわとした手触りとトロけるような食感が魅力的です。

やはり冬の鍋料理は高級魚「フグ」ですね。「フグの日」です。
「とらふぐ」のテッサ(刺し身)で分葱を巻いてもみじ醤油で頂きますと最高です。
フグは「河豚」と書きますが、温泉水を利用して奥飛騨でも養殖されています。
淡水でも育つって凄くないですか。

「ふぐ」は本場の下関では肝を食べて死ぬ人が多かった「不遇」のイメージが強いので
「ふぐ」は「福」に繋がるからと験を担いで「ふく」と呼びます。
2月9日、取り立てて特別な日でもないのですが、「コロナウイルス」で迷惑しています。
春を待つ縁起の良い福風が吹いて欲しいと願います。Goto


投稿者: 後藤 日時: 2020年02月09日 05:19 | コメント (0)