山田養蜂場

「ポリネーション」が消えてしまう・・・・・。

「感動した」は小泉元首相が大相撲で怪我を押して優勝した貴乃花に贈った有名な称賛の言葉です。
物事を一言で、表現するのは、難しい。その難しさにチャレンジするのが広告の醍醐味。

紙媒体を使った広告は、コピーは顔。文章が命。デザインが身体と表現できないだろうか。

私は、アドマンを目指す若い仲間に、新聞を読め。それも新聞広告の文章を丁寧に読め。
興味があろうが、無かろうがしっかり読め。と口うるさく言います。

特に、日経新聞に掲載される広告は、質の高いものが多い。文章の質が高い。企業のポリシーなどが簡潔に表現されたり。商品の説明が実に合理的に書かれています。

たとえ、関心が無い広告でも、読み込めば、プロとして大いに勉強になります。

私は、ここ三、四年、何度も唸らされる質の高い内容の新聞広告に出会っています。
山田養蜂場の広告です。どのシリーズも真摯な企業姿勢が伺われ、関係者の熱い思いが伝わります。この企業が提供する商品ならば安心だと思っています。

土曜日の広告(写真)には、心から感動しました。「いま、世界中のミツバチが、沈黙の警鐘を鳴らしています」とのコピー。影絵のミツバチ。最近問題になっているミツバチ失踪の不思議を物悲しく表現しています。

そして、文章。何人の人が読まれたでしょうか?是非読んでいただきたいと思います。

女王蜂と幼虫を残して、働き蜂が忽然と姿を消す。
忠誠心に富み、組織を大切にするミツバチの習性からは・・・・・・。蜂群崩壊症候群という。

07年春までに欧米では4分の1のミツバチが消え。日本でもミツバチがいなくなっています。1960年環境問題を告発した生物学者は「沈黙の春」として、この事態を予告した・・・・・。

ミツバチの授粉によって農作物が実ることを「ポリネーション」(花粉媒介)というそうです。
山田養蜂場は「みつばち健康科学研究所」を創設、原因究明に援助を始めたと書かれている。

岐阜周辺は、米の裏作にれんげを植え、田を肥やす。そのれんげの花の蜜を、ミツバチに集めさせる。そのミツバチと農業の共生によって、世界有数の養蜂の盛んな土地柄といわれている。

蜂の武蔵は死んだのさ。なんて歌があったが。蜂を死なしてはいけない。

山田養蜂場の、はちみつの日(8月3日)をターゲットにした広告が、消費者のみならず、同業者が手を取り合って、蜂と農業を共生する「養蜂文化」の発展に寄与する媒体となれば・・・・。

それこそ価値ある文章だといわねばならない。 私は、この広告に感動した。
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8/3 毎日新聞

投稿者: 後藤 日時: 2009年08月10日 06:37


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