水の話

汚染水を真水に変える技術革新に全力をあげるべき・・・

もう四半世紀も前の話になりましょうか。(月日の経つのは早いものです)・・関わっていた仕事の関係で、地中海の東の端に位置する・・イスラエルを何度も訪問したことがあります。湾岸戦争時の話・・入国しますと空港で手渡されたのは段ボールに入った「ガスマスク」でした。

連日・・イラクがスカッドミサイルを発射・・・その先端の爆発物に猛毒ガスを搭載する可能性があるから。空襲警報のサイレンが鳴ったら、マスク付けなさいと。滞在中、何度か甲高い警報音がなりました。テルアビブの街にミサイルが着弾したこともあります。

戦後生まれの私です。先の大戦で空襲警報が鳴り防空壕に逃げ込んだ経験はありませんが。テルアビブのホテルで、警報が鳴り、ガスマスク片手にシエルターに逃げ込み息を潜めて解除を待った時には・・・あの時代・防空壕に逃げ込み耐えた人達の恐怖心がよく理解できました。

いや、私のノーモア・ウオーの姿勢を披瀝しているのではありません。
その当時も、多分今も、イスラエルで外国人、取り分け、日本人に注意するのは、日本は「水」を潤沢に使えるが、イスラエルでは「水」は貴重品です。無駄に使わないようにと。水の大切さを説かれます。

イスラエルの五分の四は砂漠、国の建設は水との戦いと言っても過言ではありません。ですから。海水を真水に変える研究、技術は永遠の課題です。農業も少量の水で農作物を育てるために根元に水を補給する点滴感慨農法だとか、海水での(塩分を薄くすて)農作物を作る研究が盛んに行われています。

海水から簡易に真水が作れれば、イスラエルの砂漠で人間が生活できるようになるだけでなく、地球上の砂漠を緑にすることができ地球環境が変わるのではないでしょうか。

話が長くなりましたが・・・・・

福島の原発事故。原子炉の冷却用の水をためるタンクがすでに1000基ならんでいます。冷却水は円滑な廃炉作業に不可欠です。しかし、循環させる冷却水に1日、400トンの地下水が混じり込み、処理できないまま、増え続け容量は限界目前だそうです。

汚染地下水を海洋放出すれば海を汚染します。漁業協同組合の反発も必至です。1リットルでも海に流れ込んだなどと報じられると、マスコミが鬼の首でも獲ったように、東電を攻め立てます。地下水を海に漏れないよう、特殊な機器を使い、地中に薬液を染み込ませ、土を固めて海洋放出を食い止める緊急工事を昼夜問わず実施しているそうです。でも・・・

だれが、考えても、汚染地下水が海洋に流出することを防ぎ続けることなど不可能です。いくら、政府や東電の責任だと攻め立てても何の解決にもなりません。イスラエルは、海水から真水取ることを国家プロジェクトで推進しています。完璧ではありませんが、塩分濃度が微量の水もできるようになりました。

福島原発事故を元に戻すことはできません。今起こっていることを防ぎながら。汚染水の汚染部分、すなわち放射能を除去する技術革新を急ぐしかないのではないでしょうか。なぜ、マスコミは、汚染水が海洋に流出することには批判するのですが、汚染水を真水に変える技術革新の推進速度を上げろと報じないのでしょうか。疑問で仕方ないです。Goto
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7/23 毎日新聞

投稿者: 後藤 日時: 2013年07月26日 06:08


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