組織のトップ

指弾の本質は・・・親方日の丸にあるのではないだろうか?

組織を率いるとはどういうことか。その自覚が乏しいと取り返しの付かないことになる。日本の頭脳を集めた理化学研究所(理研)の話だが。実は、官僚組織から大企業、中小零細企業はもとより、各種団体、NPO、各種法人も、更には最小単位の家庭まであらゆる組織にいえること。

理研の改革委員会から組織解体を求められた理研傘下の発生・再生科学総合研究センター。問題はSTAP細胞論文を巡ってのことである。・・・論文に指摘された疑問を自ら明らかにせず、むしろ問題を矮小化し、不正を防げなかったことへの自覚さえもない。細胞論文に次々と浮かび上がった新たな疑念へのセンターの対応は「著者が論文を撤回す予定である」との理由で調査を一切行わない方針を貫くなど、原因究明することなく幕引きを急いでいる・・・

科学者の集団でありながら、真実の究明へ真摯な姿勢が全く見られない。と隠蔽体質を厳しく指弾、解体を迫った。センターは新産業を創造する政府のプロジェクト。2000年に創立され、生物が生まれ育つ仕組みを分子レベルで解明し、再生医療の発展につなげることを目的とし、約450名の研究者を擁し、約39億円の税金で賄われている。

金額の寡多は問題ではない。組織の長であるセンター長の記者会見が大問題。前後の脈絡は定かでないので、間違っているかもしれないが。「組織のあり方に課題があった」と述べながら「主任研究員対する管理責任を負ってはいない」と・・・逃げの発言をするのは、組織を率いるトップとしては失格である。

指弾の本質は隠蔽体質にあるのではなく。親方日の丸体質、管理能力も指導力もない人物を組織のトップに据えた人事に問題があるのではないかと思える。如何なる組織であっても、そのトップに立ったならば、常に己を捨てる潔さがなければ、トップとはいえない。組織論の原則であろう。

そんな、組織論の大原則すら知らない科学者しかトップがいないようでは、日本を代表する発生・再生科学総合研究センターが泣くのではないか。いや、日本化学の総本山約3500名の研究陣を擁し、約850億円の予算を牛耳る・理研が問われるのではないかと思う。

理研のトップである理事長が自らを賭して解体・出直しができるかどうかが鍵であろう。
科学者だから、組織を率いる能力が問われないはずなどない。Goto

投稿者: 後藤 日時: 2014年06月18日 05:53


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