朝日新聞謝罪会見

新聞界全体が萎縮して、記事の質が落ちるのではないか?


新聞各紙に報道された朝日新聞社長の謝罪記者会見をつぶさに読みました。
新聞命(しんぶんいのち)の私としては、改めて・・・朝日のみならず新聞全体と申しますか、新聞そのものの信頼が大きく揺らいだのではないかとの危機感を持ちました。


新聞とはそもそも公平・中立を旨として読者・国民の支持と信頼を得て成り立つ。朝日が、記事を取り消さなければならなかったのは、そもそも記事は、記者(新聞社と言い換えても良い)の思い込み、予断、偏見がベースにあって、書かれるものであることに起因しています。


本来ならば、様々な角度、違う意見も謙虚に聞いて記事はかかれなければ公平さが保たれないのですが。慰安婦問題は、軍国主義は悪であり、軍が強制連行するのは当然であるとの、自虐思想が朝日の寄って立つ基盤であるが故に、偽善者の証言に飛びついたのです。


東電吉田調書を曲解したのは、脱原発の立場から。東電は悪で、事故を放置し逃げ出す程度のことは平気でやる。との決めつけが誤記事の根幹にあります。そうなるのは朝日が脱原発の思想だからです。国民の脱原発意識を高めようとの意図が紙面を歪めたのです。記者の誤読ではありません。すべては決めつけで書かれた記事です。


メディアは自分達の主義や主張を貫くために、その根幹に触れる問題になればなるほど、前屈みになる習性を持っています。それは朝日だけの問題ではありません。他紙も同様です。読者はこの新聞社はこの問題ではどんなスタンスなのかを理解して新聞を読むべきなのです。


ひとつの新聞だけを鵜呑みにすると、その新聞のカラーに染まってしまいます。そもそも、新聞とは、そんなに大仰なものではなく。その都度、身勝手で意図的な報道をする習性を持っていると思わなければいけません。


私が恐れるのは、朝日の一連の誤報謝罪事件で、読者の信頼を失ったことに汲々とするあまり、記者達が萎縮して、真実や真相に迫る本来の記者魂が発揮できなくなることです。そうなれば、牙を抜かれた狼で、記事に迫力を欠き、権力に対峙する本来の使命を放棄し、すべてに迎合してしまうでしょう。そして、新聞の質が落ち・・・・


更に読者の信頼を失うという悪循環に陥ることを恐れます。それこそが新聞の存続の危機ではないでしょうか?Goto

投稿者: 後藤 日時: 2014年09月16日 05:32


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