公立図書館

出版社不況の原因が、無料貸出しだけだとは思えませんが・・・


全国の公共図書館はこの10年で400館増え3246館になりました。その運営を民間に委託するケースも増えています。・・・深刻化する出版不況。その腹いせとの批判もありますが、大手出版社や作家は、図書館での貸出しを一定期間据え置いて欲しい・・・そんな要望が出されました。


主旨はこうです。「便利で快適な公立図書館の無料貸本屋状態がこのまま続けば、日本の活字文化を支えてきた著者と出版社と書店の土台はここ数年で確実に崩壊します」・・・文芸作品は初版の9割が売れて採算が合います。増刷できて利益がでます。


昨今、図書館では新刊を「複本」(複数冊購入する)します。それを無料で貸し出すのですから、商業的影響が生まれるのは明らか。出版社としては、これから利益の増刷ができなくなります。経営的には辛い話です。


「総体として本や雑誌が売れないのは公共図書館以外にも様々な原因があります」・・そうですね。出版業界の委託販売制度など古い体質に問題があります。しかし「公立図書館の無料貸出しのせいで、売れるはずの本売れ行きが止まってしまうことは問題」と訴えます。


その根拠になるデータが乏しい気がしますが。考えてみますと、そりゃ。公立図書館は全国に3246館もあるのです。そこで売れ筋の本を無料で貸し出せば、売れなくなるのは理解できます。出版社の主張はわからないでもありません。公共図書館が民業を圧迫するのは如何なものかと思います。


新聞や本を軽減税率せよと。協会が政府に陳情しています。軽減税率そのものには異論がありますが。実施されるとなれば、新聞や本を軽減するのは当然です。


それも実現しない。公立図書館の無料貸出は増える一方では、本そのものが作れなくなるのは必然です。そうなれば日本の活字文化は滅びます。そんなことにならないように著者と版元が合意した新刊本に限って、発売から1年間は貸し出さないようにするという要望・・・私は最もだと思います。Goto

投稿者: 後藤 日時: 2015年11月07日 05:27


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