名誉教授

朝日新聞1年間の記事に2千件以上の名誉教授という言葉が登場するそうです。


私の最も尊敬する旧国立大学教授(英文学)は退職時・・・(15年ほど前でしょうか)
退官教授に付与される名誉教授の称号を「結構です」と拒否されました。
合理的に考えれば「邪魔になるわけでもない、貰っとけば良いのに」と思ったのですが・・


でも、巷には数多の名誉教授って肩書きの先生がおられます。
先生には先生の思いがあったのでしょうね。


よくよく考えみますと、名誉教授って何なの・・・権威に溢れた大学の先生、
とてもエライ人だ思えるのですが・・・教授の上の位ですからねぇ。
それを投げ捨てるって、件の先生って、一風変わっている。変人なのかも知れません。
まぁ、私なんぞとお付き合い下さるのです。変人の部類なんでしょうねぇ。(失礼)


で、お勉強です。名誉教授は学校教育法で、
「教育上又は学術上特に功績のあった者」に授与すると規定されています。
決して大学を退職した元教員に与えられる形式的な称号ではないのです。


米国の大学では退職した教授には「professor emeritus」の称号が贈られます。
日本と同じようなモノです。名誉教授の称号をもらうとどんな「特典」があるのでしょうか。


朝日新聞土曜日に織り込まれる「bi」に詳細が・・・
大学との雇用関係はなしで無給。カード型の身分証が付与されるので図書館などの施設を
利用するのに便利・・・それと「元教授」の肩書きよりも見栄えが良い・・・
定年まで勤めれば、誰でも・・そんな程度ですって。
であれば、件の先生ならバカバカしくて拒絶されるのも当然ですね。


でも、名誉教授とは似ていますが、「栄誉教授」となると一味違うそうです。
東工大が11年から設けた制度で、16年ノーベル賞を受賞した大隈良典さんが、
栄誉教授で話題に。「ノーベル賞、文化勲章、文化功労者、日本学士院賞又は、
それらと同等の教育研究活動の功績を讃える賞、若しくは顕彰を受けた者」が
受賞条件で、これこそ権威があり、狭き門だそうです。東工大では10人だけですって。


東大では「特別栄誉教授」という称号があり、ノーベル賞受賞メンバーに。
これまでに6人だけ。年間100万円の手当が5年間もらえるとのこと。
学問とは無縁の世界にいる私としては、名誉教授でも栄誉教授でも、
凄いと思うのですが、「先輩達を敬う気持ちが特別な称号」に繋がっているんですね。


因みに、朝日新聞の昨年1年間で「名誉教授」という言葉が記事になったのは、
2千件以上あるそうです。リタイア後もそれだけ活躍されているってことですね。
勿論、称号などなくても、社会に貢献されておられる先生も多いのですが。Goto


投稿者: 後藤 日時: 2017年06月24日 05:39


この話は私と関係しているようですので、コメントの義務があるかな、と思って。

米国の大学では退職した教授には「professor emeritus」の称号が贈られます。
日本と同じようなモノです。名誉教授の称号をもらうとどんな「特典」があるのでしょうか。

退職したら自動的に贈られるのでなく、学問的業績のあった人だけに贈られます。名誉教授になると、死ぬまで、それまで使っていた研究室を、そのまま使うことができ、教える義務から解放されて、設備文献などそのまま使て、現役時代と同じように自由な研究活動を続けることが出来ます。Department の秘書を使うこともできます。

日本では、
「教育上又は学術上特に功績のあった者」に授与する。
これは建前で、もっとも必須の条件は、助教授歴、教授歴合わせた勤務年数です。研究業績はでっち上げることができます。
退職に際して、研究室は退去し、それまで公費で購入した書籍・備品は全部返還しなければなりません。退職後大学へ行っても、図書館ぐらいしか居場所はありません。
特典といえば、名誉教授にならないと、勲章がもらえない、ということです。
私は、その勲章が要らないので、名誉教授になりたくなかったのです。
また、大学によって違いがありますが、岐阜大学では名誉教授は自分で申請して、教授会で審査されます。ですから、名誉教授になりたい人は、定年が近づくと品行方正を心がけ、教授会などの会議には、まじめに出席し、なるべく発言しないようにします。
私は、定年三年前から、あらゆる会議に出ることをやめ、最後の三年間の教授生活を満喫しました。
そういう私を苦々しく思って、名誉教授審査になったら、「否」を投票したろうと思っていたやからに肩透かしを食わせました。
人生「快」です。
こういう例があります。私の妻の叔父は、岐大の名誉教授でした。晩年ボケて、自宅でボヤをだしました。新聞に載りました。「名誉教授宅焼く」
朝日新聞ででてくる「名誉教授」には、名誉教授でなければ記事にならなかった、こういうケースがけっこうあるのではないですか。


投稿者: 藤掛 | 2017年06月26日 09:42

コメントありがとうございます。
名誉教授って、実態を誰も知りません。
なるほど。納得です。
先生の凛とした生き方、
そして見識に改めて敬意を表します。
変わらぬご指導願います。
ありがとうございます。
Goto

投稿者: Goto | 2017年06月26日 18:00

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