災い転じて福となす

7年ぶり首相の訪中、首脳会談に日中の新時代を期待したい。

外交は国と国の利害が直接にぶつかり合う場です。
日本外交のスタンスは米国一辺倒、その方針を安易に変えることはできないのだろうが、
そこはそこ、国益のために外交の妙を見せて欲しいものです。


26日、安倍首相と習近平首席が北京で首脳会談を行う。
日本の首相としては7年ぶりの訪中。米中の覇権争いに発展した貿易戦争、
中国は日本に接近して、米国への牽制効果を狙っているとの見方がもっぱら。


確かに異常な接近、これまでの経緯を踏まえれば、大丈夫かと首を傾げるのですが、
そこはそこ、外交です。米国が呼び込んだ千載一遇のチャンスかも知れません。
米国にとって日本は安全保障を握っている従属国です。地政学上も中露の防壁です。


ある程度の自由は大目に見る筈です。であれば、たとえ牽制のために利用される懸念も
あるかも知れないが、現実にはすり寄る中国です。この際、幾多の懸案事項を俎上に乗せ
真摯に議論し、互恵関係を具体化させるべきではないでしょうか。


メディアは二言目には米中の狭間で難しい外交の舵取りを迫られると評しますが。
それは間違いです。外交なんてものは、そもそもが難しいものです。
そもそも、今の日中間には信頼関係が希薄なのです。

その壁をぶち破れるのは、河野外相ですね。
彼ならば、中国と丁々発止やり合えるのではないでしょうか。
背景が米中の貿易戦争です。まずは経済、金融問題の合意でしょう。
そして、日本への渡航規制の解除ではないでしょうか。
(国民の0.05%しか訪日していないのですから)

この会談で習近平主席の訪日が決まれば、成功と考えるべきです。
そうなれば、天皇陛下に謁見するでしょう。その際、ご退位まえに、
天皇陛下が訪中されるような日程が組まれれば……
それこそ、日中の過去が清算され、新時代が始まるのではないでしょうか。


日本の諺に「災い転じて福となす」があります。
世界が困惑する災い。米国大統領のなりふり構わぬ米国ファーストが、
日中の新時代を築く切っ掛けとなるとしたら、福に転じない手はないのだが。
外交はそんなに甘いものじゃないのもまた事実ですが。Goto

投稿者: 後藤 日時: 2018年10月23日 05:58


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