笑って誤魔化すしか。

金融緩和による円安と財政出動頼みではねぇ。

政府は景気回復が「戦後最長となった」と1月の月例経済報告で発表した。
2012年12月から74ヶ月、この国の景気は右肩を上げ続けているのです。
6年と2ヶ月ですよ。安倍政権になって「ずーっと」です。凄いですねぇ。


厚労省の賃金統計がいい加減であり、意図的であったとしても……
成長率が「いざなぎ景気の11.5%やバブル景気の5.3%には及ばないが、
戦後最長だった小泉政権時代の1.6%」にも残念ながら届かないのですが、
それでも年平均の実質成長率は1.2%で、成長を続けている。やっぱり凄いことです。


この間、何が景気拡大を後押ししたのか。
企業の設備投資は18%伸び85兆円。輸出は31%増で92兆円凄いねぇ。
仕事さえ選ばねば、完全失業率は4.3%から2.5%に。女性の就業率も9.1%増です。


そのおかげで、政府の借金と日銀の資金供給は大膨張……
政府債務の対GDP比は229.0%から236.6%で7.6ポイント上昇。
マネタリーベースは138兆円から504兆円の3.7倍となった。これも凄いですねぇ。


一方、賃金と消費は、残念ながら弱く……
個人消費は293兆円から300兆円で、プラス2%にとどまり、
家計可処分所得は292兆円から303兆円の4%プラスにしか推移していない。
このアンバランスもなかなかですねぇ。

データは隠蔽しない限り、嘘つかないと思うのだが。
景気最長の理由はこのデータで明白ですね。
円安による輸出増と財政支出、それに日銀の金融緩和、更に賃金抑制によるものなんですね。

これでは、政府がいくら景気回復基調が続くなんて言っても、
大半の国民は「首を傾げ」、同時にこの状態がいつまでも続くハズがないのではとの
疑問と不安を募らせるのもまた、真実ではないでしょうか。

でもです。景気は回復基調から後退局面に入った。景気回復は当分見込めない。
なんて発表されるよりは、たとえ実感がなくとも、マインド的には良いってことです。
「日本経済を更に加速させ、景気回復の実感を高めたい」と、経済財政担当相は言うが……
問題は、どのようにして「更に加速」させるのかって、ことです。


それには企業の生産性を挙げるべく「労働投入」「資本投入」して技術進歩を
計る以外にはないのだが。その大きな足枷が「働くな、という働き方改革」であり、
一方では副業で働けという自己矛盾にあるのではないかと思うのですが。
取り敢えずは、最長景気だ、最長景気だと、笑って誤魔化すしかないようですね。Goto

投稿者: 後藤 日時: 2019年02月08日 05:22


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