人たらし

夕刊の紙面って、抜群に面白いですよ。


夕刊って、本当に面白い。各社とも趣向を凝らし、内容が豊富。
なぜ、こんなに真剣に作れられた「夕刊」が読まれないのか。
発行部数がどんどん減少し採算が合わないのに発行を続ける……


その不合理を新聞社の矜持と考えて良いのか。
それとも、時代遅れであろうがなかろうが、今までやってきたビジネスモデルは変えない、
そんな頑なさ、頑固さに拍手を送るべきなのか。戸惑うのですが。


それでも、夕刊発行を続ける、新聞各社の勇気に敬意を表するとともに。
「夕刊作り」に真摯に取り組む、編集局各位に畏敬の念を抱きます。
で、私の率直な夕刊感想です。夕刊って、読み物として最高です。


毎日新聞の「特集ワイド」読み応えがあります。時の政権には絶対におもねない姿勢が
貫かれています。2/22特集ワイドは1/29死亡した風雲作家、橋本治さんを。
この人「バカ」っていう言葉を頻繁に使う。バカの定義は「天動説に生き、
社会と切り離された根拠のない自我だけが勝手に膨らんでしまった人たち」と明確。


なんて内容が2面に溢れます。身勝手に言いたい放題の人を取り上げ、読者など
いてもいなくても構わない、というその反骨の姿勢が良い。
私的には、こんな乱暴な記事が掲載できるのは、編集局のマスターベーションですが、
そこまで夕刊に影響力がない故に、好き放題やっているといえます。


日経夕刊……「あすへの話題」というコラム欄に「私は女優よ」と題した
女流漫画家の執筆が…。営業No.1の女子から聞いた成功の秘訣は「人たらし」たれ。
飛び込み戸別訪問での新規開拓「高齢者には田舎出の純朴若者を装い。独身の
男性には疑似恋愛に持ち込む」……エッと驚く私にNo.1女子曰く


「どんな相手にも必ずひとつは好きになれそうな要素はある。その一点を足掛かりに
恋心を奮い立てる。女の子に好意を持たれ嫌な男なんていない。すぐ契約してくれる。
すぐ忘れる恋だ」……様々な職業の女性に仕事と恋愛感を聞くルポの仕事の一コマだが、
ルポでどの職場もNo.1女性はこう言う「職場は、舞台、私は女優」だと。


ざっとこんな内容のコラムだが。営業の要諦と申しますか、女性の武器を活用、
確信を突いているのだが。この夕刊コラム。女流漫画家が書くので、許されるのだが、
このご時世、男性が真面目にこんなコラムを書いたなら、怪しげな週刊誌じゃあるまいし
日経は絶対に掲載しないだろう。


日経もやはり夕刊となると、平気で「女性の営業は人たらし」なんて、
日頃思っていることを、掲載するんですね。
「夕刊」って面白い新聞でしょ。ぜひ、夕刊を読もうじゃありませんか。
ひな祭りの話題には相応しくなかったですね。お許しを。Goto

投稿者: 後藤 日時: 2019年03月03日 05:23


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