憮然

教育は「国家100年の計です」文科省の矜持は何処へ。

教育の問題を私ごときが語るのはおこがましいのですが、
「機会の平等」こそが民主主義の根幹だと思う立場からすると、
文科相の「身の丈」発言に端を発した「民間の英語検定導入」が
延期されたことは「怪我の功名」だともいえるのではないでしょうか。

文科省っていったいどうなっているのか。
受験現場に格差の助長を持ち込むなんて。そもそも誰が、どんな理由で、
この制度を持ち込んだのか。その言い分を聞きたものです。

多分ですが、昨今の文科省は「教育は国家100年の計」だといわれるのに、
信念もなければ矜恃もない。どうせ、政治指導で作られた英語が堪能な若者を
育てる審議会かなんかで聞いて、読めるだけの英語教育では、国際化の時代に、
ついて行けない。それを是正しよう。そのためには、話せて、書けるようにと、
具申があり、方法を考えろと官邸あたりから指示がでて急遽導入したってことでしょう。

批判されて引っ込める程度の「案」なら最初から導入するな。
やると決めたら、最後までやり抜け、担当局長や事務次官の首が飛べば済む話じゃないか。
入試まで3ヶ月のこの時期に「変更」では、準備してきた受験生が戸惑うばかりです。

最近「何とかファースト」が流行だが、「受験生ファースト」じゃなくて
文科省のご都合主義ファーストでは、この国の先が思いやられます。

文化省ではなく文化庁の発表した「国語に関する世論調査」で
「活字離れに伴い、慣用句の意味を文脈から推しはかる機会が少なくなった
影響もあり」本来の意味を理解している人が少ない慣用表現があるという。

取分け「憮然」の意味を「腹をたてている様子」と答えた人が7割で
本来の「失望してぼんやりとしている様子」との意味を理解していたのは28.1%だったと。
私も当然、憮然とした態度とは「憤りが隠せぬさま」だと思っていたが、3割近い
人が知っていたのが驚きです。

最近、天皇の即位礼もあり皇室関連の報道が多くありました。
私が気になったのは、「皇室」に関する敬語の使い方です。
特にテレビのキャスターやアナウンサーの言葉遣いには危うさが付き纏います。

これも、文科省の国語教育指導に問題があるのではないか。
英語も大切ですが、なぜ、日本語を丁寧に教えないのか「憮然」です。
「憮然」は「失望してぼんやり」よりも「腹が立つさま」の方がしっくりきます。Goto

投稿者: 後藤 日時: 2019年11月10日 05:46


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