日本モデルは通用するか。

幼児の川崎病・青年の心筋梗塞。未だにコロナウイルスが何者なのかがわからない。

緊急事態宣言が延長されました。それも中途半端に。この状態がいつまで続くのか、
不安がありながらも、国民の「自主性」を重んじるこの「自粛」方式の
日本モデルのコロナ対策が果たして通用するのかどうか、正念場です。

ハワイ州の話です。メインのオワフ島で4月下旬から感染者がゼロになりました。
3月の上旬、外出禁止令を出した州知事は、連日、街に出掛ける人を、
「ステイホーム」と怒鳴り「ウロウロしたら罰金だ」とポリスを動員して、
「ロックダウン」しました。4月に入りオワフ島で感染拡大が止まりました。

しかし、4月下旬、外出する人はマスク着用でないと罰金を科すと義務を強化して
外出禁止の「封鎖を少し緩め」ました。
5月に入り、考えられる安全な場所(ゴルフ場など)の再開を認めるよう緩和も始めました。
方や厳しさを残し、方や安全を最大限に考慮して「封鎖を解いて」行く。

実に巧妙に対応しています。ハワイの知事が取り分け優秀なのでしょうが、
しかし、世界は概ねこのような状態で「ロックダウン」をベースにコロナ対策を
してきました。そして、約2ヶ月半・・・徐々に解除しているようです。

日本モデルの特徴は性善説に裏付けされています。
1・クラスター対策を徹底する。保健所の職員が接触者を徹底的に割り出し、潰す。
専門家が情報を分析、3密の回避を強烈にアピール、行動の自粛を促す。
クラスター発生を長期的に予防するには適していますが人力頼りには限界があります。

2・医療体制では質が高いが量が少ないという特徴に合わせ、
  崩壊に至らぬ手法をとってきています。全体の検査を増やさないで、
  感染者を軽・中・重症者に分けることで、施設や機材、人的不足を補っています。

3・これが日本モデルの最大の特徴です。
  国民の行動変容を促すために自粛を要請する方式です。
  戦前の軍国主義化を嫌い突出した指導者を生み出さないために、
  国民が為政者を批判しながらも他人に迷惑をかけないとして、自らマスクを掛けて防御する。
  衛生環境と基礎的生活習慣を基本に、国民が社会のために我慢するという手法です。

できるだけ刑罰を科さず、説明・説得を重ねて国民の合意を取り付ける
この日本モデルは「和をもって貴しとなす」日本の文化ですが、
果たしてこの非常事態に通用するか。
決めたルールに従わない人をマスコミがスケープゴート的に叩く。
そして、国民がそれらの人たちを差別し、偏見の目で見て、社会から締め出す。
そんな悲劇が生じています。

ましてや、緊急事態宣言が延長された今、今までと同じ枠組みで「自粛」規制や
休業の「要請」をするとの政府の方針には限界があります。
補償の問題もすべてが後追いです。知事に与える権限もすべてが中途半端です。

物事の本質をよく考えるべきです。
世界の医療現場からの報告を知るに、コロナウイルスは我々が考えているよりも
遥かに危険で、恐ろしく深刻かもしれません。人類の危機と言えるかもしれません。

ダラダラと日本的性善説を背景に緊急事態宣言という名の「自粛要請」を続けていれば、
それこそ「蛇の生殺し」的状態が続き、コロナの猛威がこの国を襲い、医療体制を崩壊させ、
クラスター対策は方途を見失い、国民の不満が爆発するのではないでしょうか。

考え過ぎかも知れませんが、コロナを封じ込めるためには、
この延長を中途半端にせず、政府が基準を示し、強制力をもって「執行(エンフォース)」する
べきだと思います。私権制限への疑念には何が違反かを明確にして適正に対処すれば良い。
コロナウイルスに限って言えば、敵は日本モデルなどものともしないと思います。Goto

投稿者: 後藤 日時: 2020年05月08日 05:48


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